
ご訪問ありがとうございます。
タマホームの「長野エリア限定 木麗な家【暖】」に住んでいる
じゅりい( @Jury0909 )です。
今回は24時間熱交換気システムについて書きます。
この設備のおかげで、室内はとても快適です。
24時間換気システムは必要?
2003年7月、シックハウス対策のための規制導入として改正建築基準法が施行されました。
国土交通省のPDFに詳しい説明が書かれています⇩
その中に、「換気設備設置の義務付け」というものがあり、これが所謂「24時間換気システム」に当たります。
24時間換気システムの設置は義務ということなので、「いらないからつけないで」というわけにはいかないのです。
24時間換気システムの種類
義務化されているとはいえ、どんなものが付くのか分かりませんよね。
24時間換気システムにも種類があります。
〇第1種換気:排気・給気共に機械換気する
〇第2種換気:排気は自然排気、給気は機械換気する
〇第3種換気:排気は機械換気、給気は自然給気する


図:24時間換気システム 戸建住宅用 | 換気扇 | 空調・換気 | Panasonicより引用
高気密住宅では、排気も給気も機械制御の第1種換気が良いようです。
「大安心の家」で熱交換気システム標準装備
タマホームの商品では、「大安心の家」から熱交換気システムが標準装備になります。


図:大安心の家の基礎・構造について | 家を建てるならタマホーム株式会社より引用
大安心の家、大安心の家プレミアムにはもちろん標準装備されますが、HPを見ると以下のシリーズにも熱交換気システムが装備されるようです。
木望の家【5・6・7地域】:〇
ガレリア―ト【3・4・5・6・7地域】:〇
グリーンエコの家【5・6・7地域】:〇
和美彩【5・6・7地域】:〇
なぜか、木麗な家だけは熱交換気システムの記載がなかったので、オプション扱いになる可能性が高いです。


写真:【タマホーム】「大安心の家(暖)」と「木麗な家(暖)」、長野エリア限定ではどちらがお得?スペックやお値段を比較してみました。より引用
⇧この写真によると、木麗な家は標準だと第3種換気システム(熱交換気のないタイプ)のものが付くようです。
木麗な家【全ての地域】:✖
省エネ区分についてはHPをご覧ください⇩
タマホームの家 商品ラインナップ | 家を建てるならタマホーム株式会社
我が家は「長野エリア限定」の木麗な家だったので、エリア限定特別仕様ということで「大安心の家」とほぼ同スペックになりました。
そのため、熱交換気システム(第1種換気)も標準装備となりました。
Panasonicの熱交換気システム
我が家に装備されたのは、Panasonic製の熱交換気システム(品番:FY-12VBD2SCL)でした。
FY-12VBD2SCL | 熱交換気ユニット(カセット形) | 品番詳細 | Panasonic


図:熱交気調システム カセット形 | 気調システム | 換気扇 | 空調・換気 | Panasonicより引用
空気を給排気する際に熱交換するため、室内の温度変化を少なくしながら新鮮な空気を取り込むことができます。
花粉やPM2.5の侵入も防いでくれるとはすごい換気機能です!
熱交換気システム、設置状況
室内の汚れた空気を吸い込む排気パネルが、玄関と脱衣所の天井に設置されています。


⇧室内の空気を吸い上げて外に出しています。
フィルターがついていますので、数ヶ月に1回はフィルター掃除を行います。


⇧このリモコンは排気パネル毎についていて、フィルターお掃除の時期をランプで教えてくれます。
お掃除の様子についてはこちらの記事をご覧ください⇩


また、風量の調節やオン・オフもこのリモコンで行います。
基本的に24時間つけっぱなしなので、フィルター掃除の時以外はほぼ操作しません。


⇧1Fの天井に、給気用の穴(グリルと言うらしい)がついています。
リビングに2ヶ所、各部屋に1ヶ所ついていて、きれいな空気を給気しています。


⇧2Fの各部屋には床に給気口がついています。
空気の出入りができるように、塞いではいけません。
少し隙間ができていればいいそうなので、完全に塞がなければベッドなどを置くことはできます。
追記:この給気口は2Fだと床に付きます(壁付けはできないとのことでした)。我が家はこの給気口の場所を細かく指定しませんでしたが、設計段階でしたら場所の指定ができるということです。正直、設置場所をもっとしっかり考えるべきだったと後悔しています・・
熱交換気システムの本体は?
本体は1Fの天井裏に設置されているので、見えません。


⇧我が家施工中の写真。
熱交換気システムのダクトです。
ダクトを空気が通る際に熱ロスが少なくなるよう、ダクトにもちゃんと断熱材が入っていることに驚きました。
24時間熱交換気システムの実力
熱交換しながら空気を入れ替えるので、家の中の温度変化を少なくすることができる、といううたい文句ですが、実際にはどうなんでしょう?
冬
昨季の冬は暖冬でしたので、ここ長野県でも‐10℃まで下がることはほとんどありませんでした。
一番寒かった日で‐9℃でしたが、その日の朝でも室内は10℃までしか下がりませんでした。
春
3月~5月、私は花粉症のためこの時期は毎年辛い時期です。
もちろんお薬を飲んでしのいでいますが、それでも症状が出てひどいあり様です。
ですが、家の中には花粉が少ないようで、今年は鼻が詰まって眠れない日はほぼありませんでした。
今の時期ニセアカシアの花粉がものすごく、今年どうやらニセアカシアの花粉にも反応するようになってしまいました。
外へマスク無しで出れば速攻でくしゃみ&鼻水なんですが、家の中で症状はあまり出ません。
花粉については、この24時間換気システムの恩恵を大きく受けられているという実感があります。
夏
新築してからまだ夏を経験していません。
5月中も暑い日はありましたが、家の中まで暑くて冷房を効かせることは今の所なかったです。
追記:
初めての夏を新築で過ごしました。
ただ、夏はずっと窓開け換気をしていたため、24時間換気システムの恩恵はほとんど受けられていない印象です(;^_^A
長野も夏は暑いですが、朝晩は涼しいので窓を開けておけば快適に過ごせますからね💦
だからと言って、24時間換気システムを止めてしまっていいのか?というと、それは良くないそうです。
#家系ブログを盛り上げる会 の皆様からご意見を賜ったところ、
- 24時間換気システムを止めると、内部にカビ発生のリスクが高まる
- つけっぱなし前提の設備は、つけっぱなしの方が長持ちする
などの理由があるとのこと。
熱交換気システムが実力発揮できるのは、高気密・高断熱の家だから
家の中の温度が比較的一定なのは、100%24時間熱交換気システムのおかげではありません。
家の構造が「高気密・高断熱」だからなせるワザです✨
熱交換気システムは、高気密住宅でないとあまり意味がないとも言われています。



気密性の低い住宅では、隙間から勝手に自然換気してしまいますからね・・
高気密・高断熱を叶えている我が家の壁内構造と窓については、こちらの記事をどうぞ⇩




タマホームの性能値についても記事にしています⇩


おわりに
寒い冬、花粉の多い春、暑い夏、と1年の4分の3は何かしらの過ごしにくい環境がある中、家の中はかなり快適です。
新鮮な空気を取り込みつつ室温を一定に保つには、24時間熱交換気システムは必須ですね。
これから家づくりを始める方の参考になれば幸いです(*^_^*)



最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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