ご訪問ありがとうございます。
タマホームの「長野エリア限定 木麗な家【暖】」に住んでいる
じゅりい( @Jury0909 )です。
家づくり前、いくつかハウスメーカーの候補がありましたが、タマホームに決定しました。
決定するまで他のハウスメーカーも何社か見学して回り、断熱材にも種類がいろいろあることが分かりました。
断熱材のことなんて、家を建てる時くらいしか意識しませんよね💦
タマホームではどんな断熱材を使っているのでしょうか?
今までの中古住宅が寒すぎたので、それより暖かくなるのは間違いないんですけどね。
断熱材の種類
建物に使われる断熱材には、以下のような種類があるそうです。
- グラスウール
- ロックウール
- セルロースファイバー
- 吹き付け発砲ウレタンフォーム(硬質・軟質など種類がいろいろ)
ざっと調べた限りではこの辺りが使われているようです。他にも発砲スチロールみたいな断熱材もあるようです。
板状になった押出法ポリスチレンフォームとか、フェノールフォーム保温板とかのことですね。
一般的に広く使われているのは「グラスウール」でしょうか。
最近は、「吹き付け発砲ウレタンフォーム」も増えてきているようです。
タマホームで使用している断熱材
タマホームでは、断熱材に「グラスウール」を使用しています。
私の中では昔からある断熱材という印象です。
グラスウールとは、ガラスを高温で溶かして繊維状にしたものです。
これを営業マンさんに聞いた時は、「なんだ、けっこう普通だな」と思ってしまいました。
失礼なこと言ってすみません💦
別料金で吹き付け発砲ウレタンフォームに変更もできる
他のハウスメーカーで吹き付け発砲ウレタンを見ていたので、何となくそっちの方がいいんじゃないかと思っていた時期がありました。
隙間ができにくそうだし、空気を含んでいるから何だか暖かそうだし。
某ハウスメーカーでは「泡で断熱~」とCMしているくらいですしね(;^ω^)
タマホームでも希望すれば、断熱材を吹き付け発砲ウレタンフォームに変更することが可能だそうです。
営業マンさんに聞いたところ、平米数にもよりますがおよそ20万円前後とのこと。
吹き付け発砲ウレタンフォームは断熱性能がいいのですが、タマホームが標準仕様にしていない理由があるらしいです。
グラスウールのメリット・デメリット
グラスウールのメリットデメリットをざっとあげてみます。
- 価格が安い
- 適切に施工すれば高断熱
- ガラスなので燃えにくい
- 湿気に弱い
- 施工がうまくいっていないと断熱性が発揮されない
- 体に悪そうなイメージ(あくまでイメージです)
営業マンさんの話と、⇧のリンクをまとめると、こうなりました。
以下まとめた内容です。
建物に断熱材が使われ始めたのが30年ほど前のことで、グラスウールが主流だったそうです。
当時は施工方法もまだしっかり確立されておらず、袋詰めされたグラスウールをただ壁にはめ込んでいくだけの施工だったので、それが壁の中でずり落ちてしまい、家の断熱性能が下がるという事態になっていたそうです。
(解体した古い建物の壁からずり落ちたグラスウールが出てくるという映像があったりするので、それがグラスウールのイメージを悪くしているらしいです💦)
現在は、しっかりと袋詰めされたグラスウールを壁内に固定していく施工方法が確立されているので、経年でずり落ちていくということはほぼないとのことでした。
湿気に弱いというのは、施工不良により結露が発生するということであって、グラスウール自体が湿気に弱いというわけではありません。なので、施工が正しくされていれば問題ないそうです。
また、ホルムアルデヒドや発がん物質などの有害物質に関しては、グラスウールは極めて少量のため全く問題ないということです。
不燃材料のため火災には強い建材ですが、万が一火災で燃えた場合も、有害物質の発生は発生しません。
吹き付け発砲ウレタンフォームのメリット・デメリット
吹き付け発砲ウレタンフォームのメリット・デメリットをざっとあげてみます。
メリット
- 壁に吹き付けるだけなので、施工が簡単
- 発砲するので、隙間ができにくい
- 壁や柱にぴったりくっついて、ずり落ちの心配がない
- 壁にくっつくことで、耐震性の向上が期待できる
- 施工にムラができやすい
- 経年で割れたり、やせてきたりする
- 燃えやすい
タマホーム以外で見学に行ったハウスメーカーで採用されていました。
某ハウスメーカーでは、天井・壁・床下すべてに吹き付け発砲ウレタンフォームを使用しており、厚い空気の層ができるため魔法瓶に包まれたような暖かさがあると説明を受けました。
直接壁に吹き付けるのでずり落ちの心配がなく、隙間ができにくいので気密性向上が期待できるという、断熱性能抜群の素材です。
ただ、経年で割れや痩せがみられること、燃えやすいことなどが欠点。
また、燃えた時に有害物質が発生するものもあるらしいです。
万が一火災になった時にこの断熱材だったら、まずいことになるかもしれません・・・
タマホームで吹き付け発砲ウレタンフォームを標準採用しない理由とは
吹き付け発砲ウレタンフォーム、とても優秀な断熱材だと思うのですが、タマホームでは標準採用していません。
その理由を営業マンさんに聞きました。
施工にムラが出る
施工する際「〇〇㎜吹き付けます」と言っていても実際はそこまで発砲しなかったり(何㎜膨らむか見ないということ?)、同じ家の中でも発砲ムラで断熱に差が出てしまったりするそうです。
タマホームではないですが、ひどい所はケチって基準値よりも薄く吹き付けるという可能性もあるとかないとか…
ええ~これはないですよね、ちゃんと仕事してほしい!
でも結局は人の手が入るとこうなる可能性があるってことなんでしょうかね・・・
そういった場合、ウレタンフォームと壁の間に隙間ができ、断熱性能が損なわれたり、結露によって建材が痛むなどの弊害が出てきます。
要するに、現場管理がきちんとできないと断熱性能が保証できない、ということらしいです。
タマホームでは、別料金で発砲ウレタンフォームを選択した場合、壁の厚み分以上に発砲させ、出っ張った部分は切り落とすという施工方法をするそうです。
それでも、経年で割れや痩せという現象が起きてくるので、そこから断熱性能が失われることを考えると、標準採用は見送るという結果になったのだそうです。
燃えやすいのはまずい
吹き付け発砲ウレタンフォームのデメリットでも書きましたが、この断熱材は燃えやすいのだそうです。
タマホームの家は省令準耐火が標準でついている建物になりますので、内壁や外壁の素材は燃えにくいものになっています。しかし、ここで断熱材を発砲ウレタンフォームにした場合、万が一の火災時リスクが大きくなってしまいます。
大手企業としてリスクは最小限にとどめたいという考えのもと、吹き付け発砲ウレタンフォームはオプション扱いになっているようです。
大安心の家の断熱方法
タマホームのラインナップのひとつ、「大安心の家」。
今回我が家が建てる家は「大安心の家」ではないのですが、エリア限定商品ということで仕様は大安心の家と同じものになっています。
⇧カタログから引用。天井・壁・床にそれぞれ断熱材が入ります。
⇧タマホームのショールームの写真を撮らせてもらいました。
壁の中には「アクリア」という高性能グラスウールが入ります。天井には吹き込みグラスウール(袋に入っていないだけで、アクリアと同じもの)が入ります。天井はずり落ちの心配がないから、袋に入っていないらしいです。
⇧右側に見えるのが、吹き付け発砲ウレタンフォームです。このように吹き付けると発砲して壁にくっついて断熱します。
写真はないですが、床には「押出法ポリスチレンフォーム」という板状の断熱材が入ります。
我が家の断熱材について記事にもしています⇩
おわりに。
最初に断熱材の話を聞いた時は「普通だな」なんて失礼なことを思ってしまった私でしたが、様々な特性や理由があってグラスウールという選択がされていることを知りました。
素人の私でも納得です。
断熱材のことであれこれしつこく質問したので、営業マンさんにも「変なところこだわる人だな」と思われたかもしれません。
でも、分からないことはどんどん調べたり聞いたりして知識をつけないと損ですよね💦
分からないままでいると、損していることにすら気づかないかもしれないですからね…
特に断熱性能は、私が最も欲している機能と言っても過言ではないので、ついしつこく聞いてしまいました(;´∀`)
素人目線での内容ですが、参考にしていただけたら幸いです。
追記:
建築が終了したので、実際の壁内構造(もちろん断熱材についても)について記事にしております。よかったらご覧ください(*^_^*)
窓・サッシの断熱性能についても記事にしています⇩
我が家のトリプルガラスの断熱性能も抜群です⇩
タマホームの気密性断熱性(C値・Ua値)についても記事にしました⇩
最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(__)m
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