ご訪問ありがとうございます。
タマホームの「長野エリア限定 木麗な家【暖】」に住んでいる
じゅりい( @Jury0909 )です。
我が家は「タマホーム」で家づくりをすることに決めました。
決めた理由はこちらです⇩
そして、高断熱・高気密の家を熱烈希望している私は、壁の断熱材についてもいろいろと調べてみました。
壁の中に使われている断熱材についてはこちら⇩
打ち合わせをしている中で営業マンさんから教えてもらったり、自分でも調べて知ったことの中に、「断熱性能は、壁だけではなく窓もすごく重要」ということがありました。
窓・・・そのとおりかもしれない。今まで窓のこと、あまり重要視していなかった私。
今回は、窓がすごく重要、ということと、我が家が選んだ窓について書きます。
窓からの熱交換は、家全体の70%以上!?
熱交換・熱貫流率という言葉は、家づくりを始めてから意識し始めた言葉です。
営業マンさんから聞いて衝撃だったのは、「窓からの熱交換は、家全体の70%以上を占めている」ということでした。
これ、いくら壁に高機能の断熱材を使っていても、窓の性能が悪かったら全く意味がない、ということじゃないですか!
夏と冬の窓からの熱交換
暑い夏、窓を閉めておいても70%以上の熱が窓から入ってきます。
寒い冬、窓を閉めておいても50%以上の熱が窓から逃げていきます。
分かりやすい図を見つけたので掲載させていただきます⇩
引用元:暑さ寒さは窓から来るって知っていますか? | エコリビングパークしらかわ
アルミサッシの複層ガラスでの試算ですので、単層ガラスではこの数値がもっと大きくなるのは自明の理・・・
我が家(築20年以上の中古物件)はガラス1枚(単層ガラス)のアルミサッシですので、おそらくこの数字の1.5倍くらいの数字が出るんじゃないかしら。もっとかな(笑)
熱貫流率(U値)とは
熱貫流率、あまり聞きなれない言葉ですが、要するに熱の伝えやすさを表す数値です。
なので、数値が小さいほど断熱性能に優れている、ということになります。
こちらのページに計算方法や各建材の熱貫流率が掲載されていましたので、リンク貼らせていただきます⇩
窓の種類
窓の種類もいろいろあることが分かりました。素人目線ですがまとめてみます。
単層ガラス
ガラス1枚の窓のことです。我が家の窓がこれに当たります。
そこそこ古い住宅は、単層ガラスが多いのではないでしょうか。
熱貫流率は6w/㎡kくらい。
複層ガラス(ペアガラス)
ガラスが2枚で、間に空気やガスが充填されているものです。
最近の新しい住宅の窓は、複層ガラスが標準になっているようです。
空気が充填されているものが一般的にはお値段も安く、アルゴンガスやクリプトンガスなどが充填されているものは少しお値段上がりますが、その分断熱性能は向上します。
さらに、真空になっているものもあります。これはさらにお値段上がります。
アルゴンガスやクリプトンガスについての説明はここでは割愛しますが、ざっくり言うと空気より熱伝導率が低いガス、ということです。
性能は、
空気<アルゴンガス<クリプトンガス<真空
こんな感じです。
また、「Low-E複層ガラス」というものもあります。
Low-Eとは、「Low Emissivity」の略で「低放射」という意味です。ガラスの内側に特殊な金属膜を設けることで、断熱性能を上げています。
外側のガラスに金属膜があるものは「遮熱タイプ」、内側のガラスに金属膜があるものは「断熱タイプ」と言われています。
遮熱タイプは夏の強い日差しが室内に入るのを軽減し、断熱タイプは冬暖房で暖められた熱が外へ逃げないようにする、という機能があります。
熱貫流率は、金属膜なし空気層の複層ガラスで4w/㎡kくらい、Low-Eの真空複層ガラスで1.4w/㎡kくらい。
かなり幅がありますね(;´∀`)
トリプルガラス
ガラスが3重になったものがトリプルガラスです。
複層ガラスと同様に、層内にアルゴンガスやクリプトンガスが充填されていたり、真空になっていたりします。
Low-Eの金属膜はほとんどの場合設けられているようです。内側・外側の両方に設けられているタイプもあります。
3重になることでさらに高性能になり、熱貫流率は1.1w/㎡k~0.79w/㎡kほど。
⇧リクシル様のこちらの表と、以下のサイトを参考にまとめました。リンク貼らせていただきます、ありがとうございます!
解決エコ窓ランキング 各社断熱ガラスの比較データと費用対効果を一挙公開
複層ガラスの断熱性能は熱貫流率を要チェック! | 窓交換・内窓・真空ガラスなら。結露対策に特化した高性能な窓をお探しなら窓リフォームマイスター
サッシの種類
サッシは、外枠部分のことです。アルミが普通だと思っていましたが、今は樹脂のサッシが主流になりつつあるようです。
アルミサッシ
昔から使われている、一般的なサッシはだいたいアルミです。我が家もアルミサッシ。
耐久性に優れており、腐食にも強いです。また、お値段も手ごろ。
しかし、金属のため熱伝導率がとても高く、断熱性能は悪いです。
また、冬は外の冷たい空気が伝わってきますので結露しやすく、さらに室内でも凍ることがあります。
樹脂サッシ
最近の新しい家は、樹脂サッシが使われているようです。
樹脂サッシはアルミに比べ熱伝導率が低いので(何とアルミの1000分の1!!)、断熱性能がとても良いです。
そのため、結露しにくいという利点があります。
しかし、アルミと比べると耐久性は低く、強度を上げるため窓枠(フレーム)を太く取る必要があります。
また、お値段がアルミに比べて高いということがあります。
木製サッシ
今回の選択肢にはありませんでしたが、木製のサッシもあります。
木もアルミなどの金属と比べると熱伝導率が低いので、寒冷地では割と使われているようです。
タマホーム「長野エリア限定」の標準窓は?
HPにもカタログにも掲載されていませんが、「長野エリア限定商品」の標準窓について書きます。
長野エリア限定商品には、「大安心の家【暖】」「木麗な家【暖】」という商品があります。
エリア限定大安心の家【暖】は、標準でオール樹脂サッシのトリプルガラス、エリア限定木麗な家【暖】は、標準でアルミ樹脂複合サッシ(外側がアルミで内側が樹脂)のLow-Eペアガラスです。
あくまで標準ですので、希望すれば他のタイプに変更も可能です。
⇧カタログに地域区分が載っていましたので、写真載せておきます。
エリア限定でない「大安心の家」の標準窓は?
地域によって異なりますが、以下のようになっています。
長野県は地域によって【暖】か【愛】に分かれます。
【暖】ならオール樹脂サッシのトリプルガラス、【愛】ならオール樹脂サッシのLow-Eペアガラスが標準となります。
窓サッシは、リクシル又はYKKAPのどちらかから選ぶことが可能です。
長野エリア限定は、なぜアルミ樹脂複合サッシなのか?
オール樹脂サッシ、確かに断熱性能は優れています。なので、寒冷地へ行くほど樹脂サッシが主流になっていくと思います。
ただ、アルミに比べて耐久性が低いのが難点。
長野県の中でも特に松本は、雨が少ない地域です。つまり晴天率が高い!
ということは、他の地域に比べて窓が太陽光にさらされる時間が長いということ。
さらに、標高が高く空気が比較的澄んでいるので紫外線がきついです。
夏は関東並みに35℃くらいまで気温が上がりますし、冬は一番低い時で-10℃くらいまで下がりますので、寒暖の差も激しいです。
(書いていて過酷な環境だなーと改めて思います・・でも、いい所ですよ💦)
樹脂の耐久性も上がっているとはいえ、アルミにはまだかないません。
外側をアルミにすることで、長時間太陽光にさらされても劣化を防ぐことができる、という理由があるそうです。
また、アルミを使用することで強度が上がるので、窓枠を細くスッキリと見せることが可能です。ガラス部分が多くなることで採光性が向上し、室内が明るくなるという利点もあります。
オール樹脂よりもお値段も少しお安いです(*^_^*)
我が家は「木麗な家【暖】」で、窓はトリプルガラスに変更
我が家が建てようとしている家は、「木麗な家【暖】」です。
なので標準窓は、アルミ樹脂複合サッシ(外側がアルミで内側が樹脂)のLow-Eペアガラスになります。
これでも断熱性能は今の家より格段に向上するのは間違いないのですが、私はちょっとお金をかけてアルミ樹脂複合サッシのトリプルガラスに変更することにしました。
家全体をトリプルガラスに変更すると、オプション代が27万円ほどかかります。
ただ、他のハウスメーカーで同様にトリプルガラス仕様で見積もりを出してもらったところ、窓だけでオプション代が100万円近くかかってしまったという経緯があったので、このお値段はお得だと考えています。
ちなみに、メーカーはリクシルを選びました。「サーモスX」というシリーズのトリプルガラスです。
追記:実際の性能について記事にもしています⇩
おわりに。家の断熱性能にはこだわりました!
こうして記事にしてみると、今の家の窓は最低レベルだなーと実感です(;´Д`)
しかもね、やたら窓が多いんですよ。それも多分低断熱の原因。
熱貫流率6w/㎡kは、トタンとたいして変わらないらしいですよ・・そりゃ、夏暑くて冬寒いわけですね。
今度の家の窓は、熱貫流率1.11w/㎡kのアルゴンガス入りトリプルガラスなので、窓からの熱交換が劇的に減るのは間違いないです。
暖かい家に住めると思うと、何だかワクワクしますね( *´艸`)
最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(__)m
コメント