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タマホームの「長野エリア限定 木麗な家【暖】」に住んでいる
じゅりい( @Jury0909 )です。
毎月電気代を記録している私ですが、少し前に恐ろしいお手紙を受け取りました。
「燃料費調整額上限撤廃のお知らせ」です。
我が家は中部電力管内で、現在オール電化向けの料金プランを利用中の我が家。
この上限撤廃がどのように影響があるのか、考えてみました。
料金プランの変更、した方がいいのかな💦
燃料費調整制度とは
まず、燃料費調整制度について少しふれておきます。
電気料金は、基本料金+(電力量料金単価×使用料)±燃料費調整額+再生可能エネルギー発電促進賦課金-各種割引 という形で算出されています。
この中の「燃料費調整額」は燃料単価(原油・LNG(液化天然ガス)・石炭)の変動に応じて調整されています。
中部電力によると、原油・LNG・石炭それぞれの3ヶ月間の貿易統計価格をもとに算出した平均燃料価格に応じて燃料費調整単価を算定し、算定期間の2ヶ月後の電気料金に反映しているとのこと。
要するに、燃料費が上がると燃料費調整額も上がるってことね。
燃料費調整額は、燃料費調整単価×使用料で算出されます。
この「燃料費調整単価」今までは上限+5.36円/kWhに調整されていたのですが、今年の12月からはこの上限額が撤廃されて青天井になるということのようです。
なんて恐ろしい…
私は毎月電気代を記録しているので燃料費調整額の変化に気付きましたが、実家でこの話をしていたら母が、
中部電力から何かお知らせ来たけど、何のことかさっぱり分かんない。つまり電気代上がるってことなんでしょ?
と言っており、燃料費調整額を気にしてる人って案外いないのかも…と思ったのでした。
つまり電気代上がるってことなんですけどね(笑)
値上げの影響を受けないために料金プランを変更する?
お知らせの中に、燃料費調整単価の上限を撤廃しないメニューがある旨書かれていました。
中部電力では、従量電灯A/B/C、低圧電力などが該当するようです。
ただ、これらの料金プランに変更したところで安くなる保証はなく、利用できなくなる割引サービスなどもあり、プラン変更後は1年間プラン変更できないのです。
うーむ…1年間プラン変更できないのは困る。
過去最高額の電気料金からシミュレーションしてみた
我が家はオール電化住宅ということもあり、料金プランは「スマートライフプラン 朝とく」という時間帯によって料金が変動するプランを利用しています。
10kVAなので、そうそうブレーカは落ちないと思います。
この料金プランで過去最高額を記録した2022年2月の電気代を見てみましょう。
以下の表は純粋な電気使用量から算出した価格です。
使用電力量(kWh) | 価格(円) | |
---|---|---|
基本料金 | 1487.04 | |
デイタイム(38.71円/kWh) | 22 | 841.94 |
@ホームタイム(28.52円/kWh) | 309 | 8676.72 |
ナイトタイム(16.3円/kWh) | 448 | 7105.28 |
合計 | 779 | 18110.98 |
※燃料費調整額、再エネ賦課金、その他オプション費は除く
次に、この電気使用量を従量電灯B、Cに当てはめてみます。
現在10kVAで契約しているので、どの程度なら大丈夫なのか分からず、従量電灯Bは最高値の60A、従量電灯Cは間を取って8kVA(80A)の想定としました。
住み始めてから一度もブレーカが落ちたことはありません。
なので、10kVA以上は使っていないと思います。
従量電灯B(60Aで契約想定)でシミュレーションの場合
上記と同じ779kwh使用想定で、
従量電灯B(60A想定) | 使用電力量 | 価格(円) |
---|---|---|
基本料金 | 1716 | |
最初の120kWhまで 21.04円/kWh | 120 | 2524.8 |
120kwhをこえ300kwhまで 25.51円/kWh | 180 | 4591.8 |
300kwhをこえる 28.46円/kWh | 479 | 13632.34 |
合計 | 779 | 22464.94 |
※燃料費調整額、再エネ賦課金、その他オプション費は除く
スマートライフプランより高いですね。
従量電灯C(8kVAで契約想定)でシミュレーションの場合
こちらも同様に779kwh使用想定で、
従量電灯C(8kVA想定) | 使用電力量(kWh) | 価格(円) |
---|---|---|
基本料金(ひと月1kVA(10A)につき286円) | 2288 | |
最初の120kWhまで 21.04円/kWh | 120 | 2524.8 |
120kwhをこえ300kwhまで 25.51円/kWh | 180 | 4591.8 |
300kwhをこえる 28.46円/kWh | 479 | 13632.34 |
合計 | 779 | 23036.94 |
※燃料費調整額、再エネ賦課金、その他オプション費は除く
基本料金が違うだけで、他は従量電灯Bと全く一緒です。
8kVAにした分が上乗せされてるだけです。
当然今のプランより高い💦
上記の金額に【燃料費調整額:5.36(上限額)×779=4175.44】を加え、さらに再エネ賦課金やオプションを加えれば支払額が決まります。
これを見る限りでは、今のプランのままでも大丈夫そうですね。
しかし、それも燃料費調整額の値上がり幅にかかっています。
安かった従量電灯Bとの差額から、燃料費調整額がいくらまで値上がりすると今のプラン(スマートライフプラン)が得ではなくなるのか計算すると、
10.95円/kwh以上になると、従量電灯Bでの契約の方がお得になります。
※注意‼あくまでスマートライフプラン契約想定で、月779kwhでの計算です
こんなことしてみましたが、中部電力公式でもシミュレーションできるようになりました。
おわりに
結局我が家は料金プランの変更はせずに冬を迎えます。
上記条件であれば今のプランの方がお得…しかしこれもどうなるか分かりませんね。
燃料費調整額がそれこそ15円以上になるとかなら、変更を検討した方がいいかもしれません。あとはひたすら節電💦
我が家は中部電力管内なのでこのようなシミュレーションになりましたが、他の電力会社の場合はまた違った結果になるかもしれません。
また、政府が各家庭に電気料金の補助を出すというニュースもありました。
各家庭2800円補助とのこと。燃料費調整額がどのくらい上がるのか分かりませんが、補助はありがたいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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