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タマホームの「長野エリア限定 木麗な家【暖】」に住んでいる
じゅりい( @Jury0909 )です。
タマホームの長野エリア限定商品と通常商品を比較した記事を書いた時、文面に「尺モジュール」という言葉が出てきました。
⇩この記事です。
サラッと書いてしまいましたが、「何これ?」と思った方もいらっしゃったかもしれませんよね。
今回は、営業マンさんの話や自分で調べたことを元に、尺モジュールとメーターモジュールの違いについて書きます。
尺モジュールとメーターモジュール、違いは何?
尺モジュール、メーターモジュール、どちらも家を建てる時の規格寸法です。
分かりやすい説明を見つけましたので、引用させていただきます。
メーターモジュールとは1000mm(1m)を基本単位とする設計基準のことで、尺モジュールとは910mmを基本単位とする設計基準のことです。
これらは柱と柱の中心の距離を指しており、実際には柱や壁の厚さの分だけやや狭くなります。この幅のことを「有効巾」「有効幅」などと呼びます。
柱の太さや壁の厚さはハウスメーカーによって違いますが、尺モジュールの有効巾はおよそ780mm、メーターモジュールなら870mmほどになります。
モジュール 有効巾 メーターモジュール 1000mm 約890mm 尺モジュール 910mm 約780mm メーターモジュールと尺モジュールの違いが最も分かるのが廊下の幅です。
従来、日本の一般的住宅では3尺(910mm)を基本とした尺モジュールが使われてきましたが、これは畳の大きさ(1畳=182mm×910mm)で家の大きさを決めてきた日本独自の習慣によるものです。
上記の説明でもありますように、尺モジュールとメーターモジュールの違いは、柱と柱の間隔の違いです。
どちらを採用するかで、家の広さや設計に違いが出てきます。
ハウスメーカー毎の採用状況
大手ハウスメーカーは、どちらを採用しているのでしょうか?
それについても以下のサイトに詳しく書かれていました。
メーターモジュール、尺モジュールのそれぞれについて、大手ハウスメーカーが基本設計としてどちらを取り入れているのか一覧にしてまとめました。
大手ハウスメーカー メーターモジュール 尺モジュール 積水ハウス ○ 住友林業 ○ へーベルハウス ○ ミサワホーム ○ 三井ホーム ○ ダイワハウス ○ セキスイハイム ○ トヨタホーム ○ パナソニック ホームズ ○
積水ハウスは、以前は尺モジュールだったのがメーターモジュールに変更したという経緯があるそうです。
また、上記にないハウスメーカーさんを付け加えると、
一条工務店:尺モジュール
桧家住宅:尺モジュール(メーターモジュールもやっている?)
パパまるハウス:尺モジュール(メーターモジュールもやっている)
日本ハウス(旧名:東日本ハウス):メーターモジュール
アルプスピアホーム:メーターモジュール
ホクシンハウス:メーターモジュール
アルプスピアホームやホクシンハウスは、大手ハウスメーカーではなく地元工務店系に入るでしょうか。
パパまるハウスは、桧家住宅グループのローコスト住宅です。
タマホームの営業マンさんの話によると、ローコスト住宅と言われるハウスメーカーは、メーターモジュールを採用している所が多いとのことです。
尺モジュールとメーターモジュールのメリット・デメリット
どちらがいいとは一概には言えませんが、それぞれにメリット・デメリットがあります。
尺モジュール
メリット
・細かい設計がしやすいため、自由設計に向いている
・狭い土地でも希望の間取りが叶いやすい
デメリット
・オプション対応の場合はお金が余計にかかる
・廊下やトイレが少し狭くなる
メーターモジュール
メリット
・家全体が広々する
・廊下等が広いので、ユニバーサルデザインに適している
デメリット
・細かい設計ができない
・狭い土地には向かない
メーターモジュールの方が坪単価が安くなるからくり
営業マンさんの話によると、同じ間取りでは、尺モジュールよりもメーターモジュールの方が坪単価が安く表示されます。
というのも、部屋以外の場所(廊下など)が広くなるため、必然的に尺モジュールよりも大きな家になるためです。
居住空間(部屋・リビングなど)は尺モジュールと一緒のため、坪単価が安くても全体的な建築費用が高くなってしまうという結果になります。
また、メーターモジュールの方が柱の本数など建設材料も少なく済むため、ハウスメーカーとしては含み益が増えるということもあるそうです。
タマホームは尺モジュール・メーターモジュール、どちらを採用している?
タマホームは基本「メーターモジュール」を採用しています。
しかし、オプションで「尺モジュール」に変更することが可能です。
変更する場合、1坪あたり4400円(税抜)ですので、35坪の家を建てる場合は154000円のオプション料金がかかることになります。
我が家が建てる「長野エリア限定」の家は、標準で尺モジュールを採用していますので、オプション料金は取られません。
長野県とはいえ、我が家が建てようとしている土地もあまり広くはないので、尺モジュールでちょうどよかったと思っています。
おわりに。
尺モジュールとメーターモジュール、それぞれにメリットデメリットがあり、建築条件によってもどちらがいいかは変わってくると思います。
金銭的に余裕があり、土地も広ければメーターモジュールでもいいでしょうし、家族に車いす生活をしている人がいればやはりメーターモジュールの方が向いていると言えます。
建築費用はできるだけ抑えて居住空間はしっかり確保したいという場合や、土地が狭小の場合などは尺モジュールの方が適しているかもしれません。
ハウスメーカーや建築業者さんで見積もりを取っている方などの参考になれば幸いです。
ハウスメーカーの比較、けっこう大事ですよ⇩
最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(__)m
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